I’m  looking forward to ~の意味と使い方|Emily in Paris で学ぶ「楽しみにしている」の自然な英語

パリの街並み 日常英会話フレーズ

英語で「楽しみにしています」と言いたいとき、多くの人がまず思い浮かべるのが “I’m looking forward to ~” ではないでしょうか。

でも実はこのフレーズ、単に「ワクワクしている」という感情を伝えるだけではありません。

  • 前向きな姿勢
  • 相手への敬意
  • これからの関係性を大切にしたい気持ち

まで含めてスマートに伝えられる、非常に英語らしい表現なんです。

ドラマ『Emily in Paris』でも、エミリーがパリの同僚たちの前で自己紹介をする際、このフレーズを印象的に使っています。

この記事では、エミリーのセリフをヒントに、文法の落とし穴からビジネスで好印象を与えるコツまで解説していきます。

Emily in Paris のシーン

パリのマーケティング会社「サヴォワール」に初出勤したエミリー。

冷ややかな視線を送る同僚たちの前で、彼女はこう挨拶します。

“I’m looking forward to getting to know each and every one of you, and, likewise, having you get to know me.” 
(皆さん一人ひとりのことを知っていくのを楽しみにしています。そして同じように、私のことも知ってもらえたら嬉しいです。)

この一言、実はとても計算された「デキる女」の挨拶なんです。

  • 一方的ではない: 「私が知りたい」だけでなく「私を知ってほしい」と繋げる双方向の姿勢。
  • 押し付けがましくない: 丁寧な距離感を保ちつつ、心を開いている(Open-minded)印象。

ここで使われている likewise(同様に)という言葉も、相手への敬意を込めて言葉を返す、とてもエレガントな表現です。

▼ あわせて読みたい!「Me, too」を卒業するスマートな表現
likewise の意味と使い方|「品格」が伝わる大人の返し方をマスターする

I’m looking forward to ~の意味

✔️ 基本の意味:前向きに「待つ」

I’m looking forward to ~ = 「〜を楽しみにしている」「〜を心待ちにしている」

ポイントは、ただのワクワク(Excited)ではなく、「視線を前方(forward)に向けて、その時が来るのを待っている」というニュアンスです。
「これから始まる時間を大切にしたい」という誠実な姿勢が自然に伝わります。

⚠️ 文法の超重要ポイント:toの後ろは「動詞の原形」じゃない!

ここが一番の「うっかりミス」が起きるポイントです。

❌ I’m looking forward to meet you.

⭕ I’m looking forward to meeting you.

なぜなら、この to は「不定詞」ではなく 「前置詞」 だからです。
ルールは to + 名詞 / 動名詞(〜ing)

エミリーのセリフでも、getting to know… having you get to… と、しっかり 動名詞(〜ing) が使われています。ここを間違えないだけで、英語の信頼度はグッと上がります。

「なぜ原形じゃダメなの?」という詳しい理由は、後ほど「📝よくある勘違い」のセクションで分かりやすく解説しますね!

ニュアンスのポイント

エミリーの自己紹介がなぜ「デキる女」に見えるのか、そのヒントはこの絶妙なニュアンスの使い分けにあります。

✔️ 1. 「舞い上がる私」より「前向きな私」

“I’m excited to…” は、「私、今すっごくワクワクしてます!」という、自分のフレッシュな感情が主役の言葉です。

でも、パリの同僚たちはちょっと冷ややかな雰囲気でしたよね。
そんなアウェイな場所で一人でテンション高く「楽しみ!」と言うと、少し子供っぽく見えてしまうことも。

そこでエミリーは “I’m looking forward to…” を選びました。
これは「私は皆さんと働く準備ができていますよ」という、一歩引いた大人の意欲を伝える表現。落ち着いたプロフェッショナルな姿勢を見せるための、スマートな選択だったんです。

✔️ 2. 「堅苦しすぎない」絶妙なライン

このフレーズ、実は形を少し変えるだけで「丁寧さ」を自由自在にコントロールできる超便利アイテムなんです。

  • I look forward to…(ガチガチにフォーマル:公式メールなど)
  • I’m looking forward to…(誠実で丁寧:エミリーの自己紹介)
  • Looking forward to…(カジュアル:友人とのLINEやチャット)

エミリーが “I’m” を使った現在進行形にしたのは、「丁寧さは保ちつつも、親しみやすさも忘れない」というバランスを取るため。
初対面の場で、心の距離をぐっと縮めるためのテクニックですね。

✔️ 3. 「一度きり」じゃなく「これから」を大切にする

ここが一番カッコいいポイントです!
“I’m excited to meet you” は、「あなたに会える(その瞬間)」を楽しみにしている感じ。

対してエミリーが使った “looking forward to getting to know you” は、これから時間をかけて「あなたのことを知っていく(プロセス)」を楽しみにしているよ、という響きになります。

「一回挨拶して終わり」ではなく、「これから長いお付き合いをしていきたいです」という長期的なリスペクトが伝わるので、ビジネスや新しい環境での自己紹介には最高のフレーズなんです。

仕事・日常で使える実践例文

I’m looking forward to ~ は、後ろにくる言葉を変えるだけで、いろんなシーンで「デキる大人」の印象を作れます。使い勝手の良いバリエーションを見ていきましょう。

1. 初対面やビジネスの定番挨拶

まずはこれ!という鉄板のフレーズです。

  • “I’m looking forward to meeting you.” (お会いできるのを楽しみにしております。)
    👉 会う前のメールや、会った直後の挨拶として。
  • “I’m looking forward to working with you.” (一緒にお仕事できるのを楽しみにしております。)
    👉 プロジェクトの開始時や、新しいチームに加わった時の最強フレーズです。

2. 相手に一歩踏み込む(エミリー流)

エミリーのように、「あなたに関心があります」というポジティブな姿勢を見せたい時に。

  • “I’m looking forward to getting to know you.” (あなたのことをもっと知っていけるのが楽しみです。)
    👉 「ただ会う」だけでなく「理解し合いたい」というニュアンスが伝わり、一気に距離が縮まります。
  • “I’m looking forward to hearing your thoughts.” (あなたの意見を聞けるのを(ワクワクしながら)待っています。)
    👉 会議の前後や、誰かにアドバイスを求めた時に。「あなたの考えを尊重しています」というリスペクトが伝わります。

3. さりげない「締めの一言」に

会話やメールの終わりに添えるだけで、後味の良いコミュニケーションになります。

  • “I’m looking forward to the weekend.” (週末が楽しみだな!)
    👉 金曜日の同僚との会話にぴったり。
  • “I’m looking forward to seeing the results.” (結果を見るのが楽しみです。)
    👉 プレゼンの後や、何かのプロジェクトが進んでいる時に。「期待しています」というエールになります。

よくある勘違い(ここだけは注意!)

実は、日本人が一番間違いやすいポイントがここに詰まっています。

先ほど少し触れた「to + ing」の謎を解き明かしましょう!

1:to の後ろに「動詞の原形」を置いちゃう

  • ダメな例: I’m looking forward to see you.
  • 正解: I’m looking forward to seeing you.

これ、テストでもよく出るポイントですが、ここでの to は「不定詞」ではなく、「〜へ」という方向を示す「前置詞」なんです。
前置詞の後ろには「名詞」か「〜ing(動名詞)」しか置けないというルールがあります。
「to があるから次は原形!」という思い込みは捨てて、「to の後は ing!」とセットで覚えちゃいましょう。

2:exciting を使っちゃう

  • ダメな例: I’m exciting to meet you.
  • 正解: I’m excited to meet you.

英語では、-ing は「(その物が)~させる」、-ed は「(私が)~という感情になる」というルールがあります。 I’m exciting と言ってしまうと、「私は(あなたを)興奮させる、刺激的な人間なんです」という、ちょっとびっくりな自己紹介になってしまいます(笑)
自分の気持ちを言う時は必ず excited を使いましょう。

💡 結局どれが一番いいの?

「丁寧さ」と「自然さ」のバランスで言うと、今回ご紹介した I’m looking forward to ~ が一番ハズレがありません。 迷ったらまずはエミリーのように、このフレーズを自信を持って使ってみてくださいね!

まとめ

今回のレッスンでは、エミリーの自己紹介から “I’m looking forward to ~” の深みのある使い方を学びました。

最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 「誠実さ」と「前向きさ」の二刀流 このフレーズは、単なるワクワク感だけでなく、「あなた(相手)と一緒に良い時間を過ごしたい」という誠実な意欲を伝える大人の表現です。自分の感情を押し付けるのではなく、相手へのリスペクトを込めた「前向きな姿勢」をアピールしましょう。
  • 文法の鉄則:to の後ろは必ず「〜ing(動名詞)」 どんなに素敵なメッセージも、文法ミスひとつで台無しになってはもったいないですよね。「前置詞の to」ということを忘れず、“to meeting” “to working” とセットで口に馴染ませておきましょう。
  • エミリーの姿勢こそが最高のお手本 第1話でのエミリーのセリフ、“I’m looking forward to getting to know each and every one of you…” がなぜ響くのか。それは、「自分を知ってほしい」よりも先に「皆さん一人ひとりを知りたい」という歩み寄りの姿勢が詰まっていたからです。

新しい環境に飛び込むとき、私たちはどうしても「自分をどう見せるか」ばかりを考えてしまいがちです。 でも、そんな時こそエミリーのように、このフレーズを武器に使ってみてください。

「私はここに来てよかった」「皆さんと素敵な関係を築きたい」 そんなポジティブなエネルギーは、言葉の壁を越えて必ず相手に届きます。あなたの「楽しみ」が、相手にとっても「楽しみ」になるような、素敵なコミュニケーションの一歩をぜひ踏み出してみてください!!!

[前回の記事] I don’t want to step on your toes. の意味と使い方|Emily in Paris で学ぶ“大人の配慮”英語

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