前回の記事では、Emily in Paris の中で使われた
「a couple of(2つ・2〜3の)」という表現を紹介しました。
今回は、その関連フレーズ “a few” の意味と使い方を解説します。
ドラマ内では “a few” というフレーズ自体は登場しませんが、
“a few” を使ったフレーズのニュアンスを具体的に見ていきましょう。
日常英会話でも非常によく使われるフレーズなので、
この記事を読めば “a couple of” との違いがしっかりわかります。
🔗 関連記事:[a couple of の意味と使い方|Emily in Paris で学ぶ自然な英語]
🎬ドラマ風シーンで覚える “a few” の自然な使い方
“Give me a few minutes, I’ll be ready.”
(ちょっと待って、すぐ準備するから)
この “a few” は 「少しの」 や 「2〜3よりもやや多めの」 という意味。
たとえば 3〜5 くらいをイメージします。
💡ポイント:
“a couple of” が「2〜3の」なのに対して、
“a few” は もう少し多めの少数 を表します。
💡a few の基本的な意味と使い方
“a few” は数えられる名詞(複数形)と一緒に使います。
意味は「いくつかの」「少しの」。
✅ 例文
- I bought a few books yesterday.
→ 昨日、何冊か本を買いました。 - She has a few close friends in Paris.
→ 彼女はパリに何人か親しい友達がいます。 - Can you wait a few minutes?
→ 数分待ってもらえる?
🪄ここでの “a few” は「少しある」というポジティブなニュアンス。
(※ “few” だけだと「ほとんどない」という否定的な意味になります)
a couple of / a few / several の違いをおさらい
前回、英会話の先生に教わった「ざっくり数のイメージ」をもう一度👇
| 表現 | 意味 | イメージ |
| a couple of | 約2~3 | ごく少し |
| a few | 約3~5 | 少し多め |
| several | 約5~7 | そこそこ多い |
数の範囲で見ると、
a couple of < a few < several
という順番になります。
💬ニュアンスを比較してみよう
| フレーズ | 日本語の感覚 | 使う場面 |
| a couple of minutes | 2~3分 → ごく短い時間 | 「ちょっとだけ」 |
| a few minutes | 3~5分 → 少し時間かかる | 「すぐだけど少しかかる」 |
| several minutes | 5~7分 → やや長い | 「少し長めに待ってね」 |
つまり、“a few” は “a couple of” より少し多いけど、
まだ「短く」「軽い」印象がある表現です。
まとめ
| 表現 | 数の目安 | ニュアンス |
| a couple of | 約2~3 | ごく少し |
| a few | 約3~5 | 少し多めだけど短い |
| several | 約5~7 | そこそこ多いけどまだ少数 |
・ “a couple of” より「ちょっと多め」に言いたいときは “a few”
・ “いくつも”という感覚を出したいときは “several”
さいごに
Emily in Paris のようなドラマを使って英語を学ぶと、
単語の「意味」だけでなく「感覚」もつかめます。
“a few” も、“少しある”という前向きな響きを持つ自然な英語表現。
ぜひ “a couple of” とセットで覚えて使い分けてみてください✨

