前回の記事では、“a couple of(2〜3)” と “a few(3〜5)” の違いを解説しました。
今回は、そのさらに上のニュアンスを持つ “several(5〜7)” を取り上げます。
“Several” は学校で「いくつかの」と習いますが、」
実は “a few より明らかに多い” という、はっきりした感覚を持つ表現。
使いこなせると、英語での「数のニュアンス」が一気に伝わりやすくなります。
日常会話からビジネスまでよく使われるので、
この記事で “a couple of → a few → several” の流れをしっかり押さえていきましょう。
👉 前回の記事はこちら:
【a few の意味と使い方|a couple of・several との違い】
【a couple of の意味と使い方|Emily in Paris で学ぶ自然な英語】
several の意味は?|ざっくり「5~7」くらい
“Several” の基本の意味は 「いくつかの」「数個の」。
ただしネイティブの感覚では、
“a few(3〜5)より明らかに多い” というニュアンスが含まれます。
▶︎ 数のイメージ
- a couple of → 約 2〜3
- a few → 約 3〜5
- several → 約 5〜7(そこそこ多い)
「少なくはないよ」という印象を出せるのが several の特徴です。
🎬 ドラマ風シーンで覚える “several”
I tried calling you several times.
(何回か電話したんだけど)
ここでの “several” は、
「2〜3回じゃなくて、もっと何回も」
という “そこそこ回数が多いよ” というニュアンスを表します。
“a few times” より感情がこもるときや、
強調したいときに自然に使われます。
💡several を使うときのポイント
① “a few” より多いけど “many” ほど多くない
- a few → 少しある(控えめ)
- several → 明らかに複数(はっきり多い)
- many → かなり多い
② 注意・問題・理由など“複数感”を出したい場面に強い
例:There are several problems.
→「いくつか問題があるよ(けっこうあるよ)」という少し強めの言い方。
③ 数は曖昧だけど「少なくはない」印象を与える
会話では “強めの a few” と思うと理解しやすいです。
several のよく使う例文
- I visited Paris several times last year.
→ 去年はパリに何度か行きました。 - She asked me several questions.
→ 彼女はいくつか質問をしてきました。 - There are several reasons for this change.
→ この変更にはいくつか理由があります。 - We need several more chairs.
→ 椅子があと何脚か必要です。 - I’ve seen that movie several times.
→ その映画は何回か見たことがあります。
🔎 a couple of / a few / several の違いをおさらい
シリーズで学んできた3つの表現をまとめるとこちら👇
| 表現 | 数の目安 | ニュアンス |
| a couple of | 約 2~3 | ごく少し・ざっくり2 |
| a few | 約 3~5 | 少し多め・控えめ |
| several | 約 5~7 | 明らかに複数・はっきり多い |
数の多さは
a couple of < a few < several という順番になります。
まとめ
“Several” は「いくつか」と訳されることが多いですが、
実際の会話では “a few より明らかに多い” というニュアンスを出すときに使う表現。
ネガティブや注意を伝える場面でもよく使われるため、
使いこなせると “英語の数の感覚” が自然に身につきます。
“a couple of → a few → several” の違いを理解して、
場面に合わせて使い分けてみてください✨

